個人の能力がものをいうエンジニア業界では、キャリアプランは早めに立てておくのが得策です。
理由として、能力と実務経験は積み上げるのに時間がかかるから、ということが挙げられます。エンジニアに限ったことではありませんが、世間で通用する能力は一朝一夕で身につくものではありません。正しい始め方で、正しいメソッドで、長い時間をかけたスキルでなければ企業に認められるレベルまでは到達できません。
実務経験に関しても同じです。エンジニアとして仕事を探す際、多くの企業は実務経験のある候補者を優先的に採用しますし、独立する際の案件獲得でも実績が多ければ多いほど楽になります。しかし経験値の証明になるレベルの実績を積むには時間がかかり、最低でも1年から2年の実務経験が必要になるでしょう。さらに、自分が望むキャリアと関係のない実務経験を持っていてもあまり意味がありません。自分のキャリアプランに沿った経験を積まなければならなく、そのためには就職する前からキャリアプランを立てておく必要があるのです。
また、年齢の問題もあります。「何歳になってもチャレンジできる」ということは事実ですが、体力が衰えることもまた事実ですし、歳を重ね、結婚し家族を持つと、チャレンジできる機会は減っていきます。転職の際にも、年齢のために不利になることも珍しくありません。いくつになっても挑戦を続けるという姿勢は大事ですが、若さから来るエネルギーの重要さもしっかり理解し、早めのキャリアプランニングを心がけましょう。
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